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オールヴィンテージの庭

2023-06

2012年 8月6日


ヒロシマ、67回目の夏です。

私が毎日楽しみにしている 糸井重里さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」に
8月6日に言及した記事がありました。
(以下抜粋)

 
・昨日の夜、ぼくはツイッターにこんなことを書きました。

 <明日は、広島に原爆が落とされた日だ。
  ぼくは今年になって
  『原爆市長』という本のことを知って読んだ。
  広島の復活が奇跡でもなんでもなく、
  ひとりひとりの人たちの献身と勇気の
  結果だったとよくわかる。
  そのとき草一本生えないと言われた広島は、
  後に東北に牡蠣の種を送ってくれた広島なんだ。>

 何十年先になっても、草木一本生えないと言われた地の、
 その場所で、人を助けるために、
 じぶんたちが生きるために、
 たくさんの人々が奔走し、計画していたことが、
 そのまま書いてありました。
 広島の原爆は、市街地の中心に落とされたもので、
 当時住んでいた人数の半分近い
 14万人以上の人が亡くなり、
 建物の90%が焼失破壊されたという調査があります。
 
 日本中が、大きな傷を負っているような状況でしたから、
 広島と、その直後に原爆を落とされた長崎とを、
 国として支援したりすることも、
 ほとんど敵わなかったことでしょう。
 そこで、復興に向けて動き出した人たちがいたことが、 
 「他にどんな道があった」と言わんばかりに、
 あたりまえのように記されているということが、
 この本を読みはじめてすぐに感じたことでした。
 「当事者」というのは、そういうものなのだと、
 いまの震災後の人たちの心持ちと重ねて想像しました。
 
 広島の悲惨について、怒りについて書かれたものは、
 たくさん出回っていたように思います。
 しかし「生きようとしていた」人たちの動きについて、
 知ることが少なかったなぁと、いまさら思いました。
 8月6日、その日から、その地で、遺体を運びはじめた人、
 乏しい医療の手配をしようとしていた人、
 食料の確保に走り回っていた人がいたんですよね。
 光の射す方向に向いていた人たちの子どもたち孫たちが、
 いまの広島で笑ったり歌ったりしている‥‥。


ほぼ日刊イトイ新聞「今日のダーリン」より。




この「原爆市長」Amazonでは残念ながら在庫切れでしたが
必ず手に入れて読もうと思います。














空間デザイン・アンティーク
ALL VINTAGE




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店舗や住宅の設計・
デザイン・施工が本業だが、あらゆるクリエイティブ作業に情熱を燃やす面々の慌ただしい日常。
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